円形脱毛症とAGA治療クリニック

円形脱毛症とAGA治療クリニック

円形脱毛症にミノキシジルは効果があるって本当?

AGA医師

脱毛の治療薬としてよく使われている、ミノキシジルとフィナステリド。この2つの薬剤にはどのような違いがあるのでしょうか。まずは作用の違いです。フィナステリドは、毛髪の成長を妨げていると考えられているホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を阻害することで、脱毛を防ぎます。ミノキシジルは、直接毛乳頭細胞や毛母細胞に働きかけて、発毛を促します。つまりフィナステリドには、脱毛抑止作用があるだけで、発毛効果はないのです。

 

次に適用の違いです。フィナステリドは、その作用から男性型脱毛症にしか効果がありません。しかしミノキシジルは血管拡張剤であり、男性型脱毛症の他に円形脱毛症にも効果が認められています。また副作用に関しては個人差がありますが、フィナステリドの方が副作用が少ないとされています。ミノキシジルで最も多い副作用は、頭皮のかゆみです。

 

ミノキシジルには、内服薬と外用薬、直接頭皮に注射できる注射剤の3つがあります。市販薬では「リアップ」が外用薬として販売されています。もともとミノキシジルは高血圧薬ですので、ミノキシジルタブレット、ロテニン等は高血圧薬として処方されます。

 

円形脱毛症の治療としては、ミノキシジルとステロイド外用薬が併用されることが多いようです。ミノキシジルは個人輸入等もできるようですが、使い方を誤ると重大な副作用が現れることもあります。円形脱毛症になった場合は必ず専門医を受診し、よく相談した上で処方してもらうようにしましょう。逆にAGAが発症した場合はAGA病院で治療するようにしましょう。

生え際が薄くなってくる円形脱毛症には要注意

AGA患者

円形脱毛症には、単発型円形脱毛症、多発型円形脱毛症、全頭脱毛症、汎発性脱毛症、蛇行状脱毛症と大きく分けられます。その中でも全頭脱毛症、汎発性脱毛症、蛇行状脱毛症は難治と言われています。蛇行状から汎発性に移行することもあり、治療も長期間にわたることが多いのが現状です。

 

蛇行状脱毛症は、後頭部から耳の後ろの生え際にかけて見られ、帯状に脱毛していることが特徴です。蛇行状脱毛症の治療法としては、ステロイドの局所注射と局所免疫療法が有効な場合があるとされています。

 

局所免疫療法とは、健常な人間が触れると必ずかぶれる化学物質を、円形脱毛症をおこしている部位に塗布し、わざとかぶれさせます。2週間程度で赤く腫れますが、そのことで自分のリンパ球にこの化学物質を異物だと教え込ませます。

 

その後再度、低濃度の化学物質を塗って、かぶれの皮膚炎を繰り返し起こさせることで、自分を攻撃するリンパ球の作用が弱くなり、発毛するという仕組みです。この局所免疫療法は有効率が60%以上とされています。

 

他にも生え際が薄くなってしまう症状がある「牽引性脱毛症」というものもあります。生え際なので自分で気がつく人も多いですが、これは長時間、髪を引っ張り続けることによる毛根や毛髪へのダメージが原因です。

 

エクステをつけている人は、常に頭皮に張力がかかっていますのでかなり牽引性脱毛症には注意が必要です。しかし牽引性脱毛症は、長い時間ゴムなどで髪を束ねない等の配慮をすれば自分で防ぐことが可能です。頭皮が常に引っ張られて血行不良になることも考えられますので、日頃から頭皮のマッサージをすることも大切です。

円形脱毛症に内服薬プロペシアは有効なのか?

円形脱毛症は、成長期の毛包がリンパ球の攻撃を受けて壊されてしまうために起こる、いわば自己免疫病です。他にも、アトピー性疾患を持っている、家族にアトピーの人がいる、精神的ストレス等も円形脱毛症の原因と言われています。

 

それに対し、男性型脱毛症は、病気というよりは人体の自然現象です。大人になってから、額の生え際や頭頂部が薄くなる男性特有のもので、遺伝もありますが、男性ホルモンが大きな原因と言われています。

 

プロペシアという薬がありますが、これは2005年12月に販売開始された、男性型脱毛症の治療に使われる内服薬です。プロペシアの有効成分は「フィナステリド」。このフィナステリドが、毛髪の成長を妨げていると考えられているジヒドロテストステロン(男性ホルモンの一種)の産生をおさえることで、脱毛を防ぎます。

 

プロペシアは世界で唯一の飲み薬の育毛薬と言われ、60カ国以上で使われている安全性の高い薬です。ノコギリヤシという植物からとれる天然成分で出来ていて、副作用はほとんどありません。肝機能障害が報告されていますが、きわめて稀です。

 

ですから、メカニズムの異なる円形脱毛症や女性の薄毛に、プロペシアは有効ではありません。また、プロペシアは女性に処方されることはありませんが、効果がないだけでなく、妊娠している女性が服用すると重篤な副作用が発現する可能性があります。特に、男児を妊娠している場合には、胎児の生殖器官の発育に影響を及ぼすおそれがあると言われているので注意が必要です。

円形脱毛症を繰り返す多発型円形脱毛症でも諦めてはいけない

円形脱毛症にはいくつかの種類に分類することができます。単発型円形脱毛症、多発型円形脱毛症、全頭脱毛症、汎発性脱毛症の4つです。単発型は孤立性の脱毛部位が1〜3個であるのに対し、多発型は、文字通り脱毛部位が多発します。はじめは単発型だったのに、後に多発型に移行する場合もあり、単発型を繰り返すといった状態が多発型円形脱毛症です。1箇所治ったと思ったらまた別のところにでき、何度も繰り返すことに焦りを覚える人も多いようです。

 

しかし円形脱毛症を繰り返す多発型でも、きちんと病院に通って適切な処置をしながら、普段の生活にも気をつけていれば半年〜2年程度で治る人が多くいます。原因は個々で異なるため一概には言えませんが、単発型の際に、自分で間違った育毛処置をしてしまうことも多発型へ移行させてしまう要因のひとつです。育毛剤を塗れば毛が生えてくるなどという単純なものではないのです。また、寝室の環境や寝具に付着している菌、腸が弱っていることによる免疫力の低下、食生活の乱れ等、多発型円形脱毛症の引き金はたくさんあります。

 

頭皮に真菌、白癬菌等が増殖する環境をつくることもよくありません。毛が抜けることを恐れてきちんと頭皮や髪を洗わないでいると、ますます脱毛がすすむことも考えられます。だからと言って、ゴシゴシ何度も洗うのも逆効果です。洗いすぎると、本来必要な角質まで剥がれ、皮膚の正常な常在菌のバランスが崩れるからです。

 

生活習慣は、習慣ですからなかなか変えることはできないかもしれません。しかし、多発型円形脱毛症を治したいのであれば、一つずつ、頭皮にとって良い習慣に変えていくよう努めてみましょう。